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2026年10月07日

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理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の違い|在宅で受けられるリハビリ

「リハビリの担当が理学療法士から作業療法士に変わったが、何が違うのか分からない」
「言語聴覚士と言われたが、うちの親は言葉に問題はないのに」
「退院後もリハビリを続けたい。誰に相談すればいいの?」

リハビリの専門職には3つの国家資格があり、それぞれみている場所が違います。

違いが分かると、「今、うちの家族にはどの専門職が必要なのか」が見えてきます。ケアマネジャーへの相談も具体的にできます。

この記事では、3つの資格の違い、在宅で受けられるリハビリの種類、日数の制限について解説します。

3つの資格の違い

ひとことで言うと、「起きて歩く」「暮らしの動作」「話す・食べる」の分担です。

リハビリ3職種の違いの比較表。理学療法士は起きる・歩くなど足腰と体幹、作業療法士は暮らしの動作と手、言語聴覚士は話す・食べるなど口とことばを担当する
3つの資格は、みている場所が違います

理学療法士(PT)

寝返る、起き上がる、座る、立つ、歩く。こうした基本の動作を担当します。

関節の動く範囲を広げる、筋力をつける、バランスを保つ、歩き方を整える——体の土台をつくる役割です。杖や歩行器の使い方の指導も行います。

「立てない」「歩けない」「転びやすい」が主な相談内容です。

作業療法士(OT)

暮らしの中の具体的な動作を担当します。食事、着替え、トイレ、入浴、調理、洗濯などです。

「歩ける」ようになっても、ボタンが留められない、箸が使えないのでは生活は戻りません。そこを担うのが作業療法士です。

手や指の細かい動き、自助具(使いやすい箸やスプーンなど)の提案、認知面へのはたらきかけも守備範囲です。趣味や役割を取り戻すことも大切にします。

「着替えに時間がかかる」「家事ができなくなった」が主な相談内容です。

言語聴覚士(ST)

「話す」「聞く」「飲み込む」を担当します。

「言葉」だけの専門職ではありません。飲み込み(嚥下)の評価と訓練は、言語聴覚士の重要な仕事です。

「言葉が出てこない(失語症)」「ろれつが回らない」「食事でむせる」が主な相談内容です。むせが続く方は、言語聴覚士の評価を受ける価値があります。

食事中のむせについては高齢者のむせこみ・誤嚥を防ぐ姿勢づくり|食事介助で見直す5つのポイントもご覧ください。

在宅でリハビリを受ける方法

病院を退院した後も、自宅でリハビリを受ける方法があります。

【主な4つの方法】

  • 訪問リハビリテーション:病院や老健から、理学療法士などが自宅へ来ます。医師の指示が必要です。
  • 訪問看護からのリハビリ:訪問看護ステーションに所属する理学療法士などが訪問します。名称は「訪問看護」ですが、リハビリを受けられます。
  • 通所リハビリテーション(デイケア):施設に通って受けます。機械を使った訓練など、自宅ではできないことができます。
  • デイサービスの機能訓練:通所介護でも、機能訓練指導員による訓練が受けられます。

いずれも介護保険のサービスです。区分支給限度額を使います。回数を増やすほど、他のサービスの枠を圧迫します。

どれが適しているかは、ケアマネジャーにご相談ください。訪問と通所の違いは訪問リハビリ・訪問看護・訪問マッサージの違い|一覧比較と使い分けで整理しています。

【重要】医療保険のリハビリには日数の制限があります

退院後に「リハビリが終わりです」と言われて驚くご家族が多くいらっしゃいます。

これは担当者の判断ではなく、制度上の決まりです。医療保険のリハビリ(疾患別リハビリテーション)には、発症や手術の日から数える日数の上限が設けられています。

たとえば脳血管の病気では180日が目安です。病気の種類によって、この日数は変わります。

「もう回復しないから終わり」という意味ではありません。日数が来たというだけです。

その後の選択肢については【病院のリハビリ打ち切り】その後の3つの選択肢と費用|自宅で機能維持を続ける方法で詳しく解説しています。

また、要介護認定を受けている方は、原則として介護保険のリハビリが優先されます。医療保険と介護保険の両方から、同時に同じリハビリを受けることはできません。

あん摩マッサージ指圧師という資格

リハビリ職と混同されやすいのですが、訪問マッサージを行うのは「あん摩マッサージ指圧師」という別の国家資格です。はり師・きゅう師も同様に国家資格です。

💡 リハビリ職との違い

  • 使う保険が違います:訪問リハビリは介護保険、訪問マッサージは医療保険です。
  • 限度額の扱いが違います:訪問マッサージは区分支給限度額を消費しません。リハビリの回数を減らさずに追加できます。
  • 始め方が違います:ケアプランへの位置づけではなく、医師の同意書で始まります。
  • 日数の制限がありません:医師の同意が継続していれば、長く続けられます。

どちらが優れているという話ではありません。理学療法士は動作の獲得を、私たちは関節が固まるのを防ぎ、体の状態を保つことを主に担います。役割が違うため、両方を組み合わせている方も多くいらっしゃいます。

なお、あん摩マッサージ指圧師は、デイサービスの機能訓練指導員にもなれる資格です。リハビリの現場でも働いています。

誰に相談すればよいか

  • 入院中:病院の地域連携室(医療相談室)。退院後のリハビリを手配してもらえます。
  • 在宅で、要介護認定がある方:ケアマネジャー。
  • 要介護認定がない、または要支援の方:地域包括支援センター。

相談するときは、「歩けるようになりたい」「自分で着替えられるようになりたい」「むせずに食べたい」と、できるようになりたいことを具体的に伝えてください。それによって、必要な専門職が決まります。

相談窓口は地域包括支援センターとは?介護の相談で最初に頼る窓口の使い方をご覧ください。

よくあるご質問

Q. 3つとも受けることはできますか?

可能です。ただし介護保険の限度額の範囲内になります。実際には、その時期に最も必要な専門職を中心に組み立てることが多くあります。

Q. リハビリは毎日受けたほうがいいですか?

回数より、続けることのほうが大切です。週1〜2回でも、間の日に自宅で体を動かせば効果は保てます。自宅で何をすればよいかを、担当の専門職に聞いておいてください。

Q. 寝たきりでもリハビリを受けられますか?

受けられます。関節が固まるのを防ぐこと、床ずれを防ぐことも大切なリハビリです。起き上がれるようになることだけが目標ではありません。

Q. 本人がリハビリを嫌がります。

目標がご本人のものになっていないことが多くあります。「歩く練習」ではなく「トイレに自分で行く」「孫の結婚式に出る」など、ご本人が望むことを担当者に伝えてみてください。

Q. 訪問リハビリと訪問マッサージ、どちらを選ぶべきですか?

限度額に余裕があり、動作の練習が必要なら訪問リハビリ、限度額がいっぱい、または長く続けたいなら訪問マッサージという考え方があります。併用されている方も多くいらっしゃいます。

訪問マッサージオリーブの「無料体験・評価」をご利用ください

「リハビリの日数制限が来て、続けられなくなった」
「限度額がいっぱいで、リハビリを増やせない」

このような方へ、訪問マッサージオリーブでは「無料体験マッサージ」と「お身体の状態を正確に確認する無料評価」を実施しております。

  • 国家資格を保持する専門スタッフがご自宅へ訪問し、関節の可動域や筋力を評価します。
  • 医療保険のサービスのため、介護保険の限度額を消費しません。
  • ケアマネジャー様・リハビリ職の方々とも連携いたします。

仙台市および周辺地域にお住まいの方を対象に訪問しております。

まとめ

  • 理学療法士(PT)=起きる・立つ・歩くなどの基本動作。
  • 作業療法士(OT)=食事・着替え・入浴など暮らしの動作と、手の細かい動き。
  • 言語聴覚士(ST)=話す・聞く・飲み込む。言葉だけの専門職ではありません。
  • 在宅では訪問リハビリ・訪問看護からのリハビリ・デイケア・デイサービスの機能訓練が選べます。いずれも限度額を使います。
  • 医療保険のリハビリには日数の制限があります。打ち切りは「回復しないから」ではありません。

※どのリハビリが適しているかは、主治医・ケアマネジャーにご相談ください。

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