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2026年09月02日
【高齢者の肩の痛み・腕が上がらない】原因と痛ませない介助・在宅ケア
「親の腕が上がらなくなり、服を着せるのが大変になった」
「肩を動かすと痛がるので、無理に動かすのが怖い」
「五十肩だと思っていたが、なかなか治らない」
高齢の方の肩の痛みや可動域の制限は、着替え・入浴・整容といった毎日の動作に直接影響します。ご本人の苦痛だけでなく、介助するご家族の負担も大きく増える部位です。
この記事では、高齢者の肩に起こりやすい問題と、介助で気をつけること、在宅でできるケアを解説します。
高齢者の肩に起こりやすいこと
【主な原因】
- 肩関節周囲炎(いわゆる五十肩):関節を包む組織に炎症が起き、痛みと可動域の制限が生じます。
- 腱板の損傷・断裂:肩を支える腱が傷むと、腕を上げる力が入りにくくなります。
- 廃用による拘縮:痛いから動かさない、動かさないからさらに固まる、という悪循環です。高齢者では最も多い原因です。
- 片麻痺に伴う肩の問題:脳梗塞後遺症では、麻痺側の肩まわりの筋肉が緩み、亜脱臼を起こすことがあります。
まずは受診をお勧めします。骨折や腱板断裂が隠れている場合、対応がまったく異なります。急に痛み出した、腫れている、動かせない場合は整形外科へご相談ください。
介助で絶対に避けたいこと
腕を引っ張って起こさない
最も重要です。特に片麻痺のある方の肩は不安定になっており、腕を引っ張ると亜脱臼や強い痛みにつながる恐れがあります。
起き上がりや移乗の介助では、腕ではなく体幹を支えてください。
痛がる方向に無理に動かさない
可動域を広げようとして力ずくで伸ばすと、防御反応で筋肉がさらに緊張します。痛みの手前で止めるのが原則です。
脇の下を抱えて持ち上げない
脇の下には神経と血管が通っています。ここを支点に持ち上げるのは避けてください。
着替えを楽にするコツ
- 脱健着患(だっけんちゃっかん):脱ぐときは痛くない側から、着るときは痛い側から。この順番だけで負担が大きく変わります。
- 袖をたぐり寄せてから手を通す:袖口に向かって腕を引っ張るのではなく、服の側を手元まで寄せてから通します。腕を動かす距離が最小限になります。
- 前開きの服に変える:かぶりものは肩の可動域を大きく使います。ボタンやファスナーの前開きにするだけで介助が楽になります。
より詳しい介助のコツは【親が関節を痛がる】痛ませない介助4原則と着替え・移乗の具体テクニックをご覧ください。
固まらせないための在宅ケア
肩は体の中でも最も可動域が広く、そのぶん固まりやすい関節です。一度固まると回復に時間がかかります。
ご家庭でできるのは、痛みの出ない範囲でゆっくり動かすことですが、力加減の判断が難しい部位でもあります。無理をして悪化させてしまうケースも少なくありません。
医療保険が使える訪問マッサージでは、国家資格を持つ施術者が、痛みの出ないぎりぎりの範囲を見極めながら関節可動域訓練を行います。ご家族が手を出しにくい部位こそ、専門職の領域です。
よくあるご質問
Q. 痛がるのでマッサージしても大丈夫ですか?
炎症が強い時期は、患部への刺激は避けるべきです。受診して炎症の有無を確認してからご相談ください。炎症が落ち着いていれば、周囲の筋肉をほぐすことで動かしやすくなります。
Q. もう何年も上がりません。今からでも意味はありますか?
完全に元へ戻すのは難しくても、着替えができる程度まで可動域を広げることを目標にできる場合があります。まずは現状の評価からご相談ください。
Q. 費用はどのくらいですか?
医療保険適用で1回300円〜500円程度(1割負担)が目安です。【訪問マッサージの料金】いくらかかる?費用の目安と自己負担額の決まり方をご覧ください。
訪問マッサージオリーブの「無料体験・評価」をご利用ください
- 国家資格を保持する専門スタッフが、肩の可動域を角度で測定し、現状を明確にします。
- ご家庭でできる介助のコツも、お身体の状態に合わせて具体的にお伝えします。
- 体験と評価は無料。医師の同意書取得もサポートいたします。
仙台市および周辺地域にお住まいの方を対象に訪問しております。
まとめ
- 高齢者の肩の問題で最も多いのは「動かさないことによる拘縮」です。
- 腕を引っ張らない。特に麻痺側は亜脱臼の危険があります。
- 着替えは脱健着患と袖をたぐり寄せる方法で楽になります。
- 急な痛み・腫れ・力が入らない場合は整形外科の受診を優先してください。