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2025年02月03日

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ポジショニングの基本|クッションの当て方で床ずれと拘縮を防ぐ

「クッションを使うように言われたが、どこにどう当てればいいのか分からない」
「体位変換をしても、すぐにずり落ちてしまう」
「横向きにすると、かえって苦しそうに見える」

ポジショニングとは、クッションなどを使って身体を安定した姿勢に整えることです。体位変換とセットで語られますが、「向きを変える」ことと「その姿勢を安定させる」ことは別の技術です。

正しくできていないと、体位変換をしても床ずれも拘縮も防げません。この記事では、家庭でできるポジショニングの基本を解説します。

なぜポジショニングが必要なのか

【隙間があると起こること】

  • 体圧が一点に集中する:身体とマットの間に隙間があると、接している少ない面積に体重が集中し、床ずれのリスクが高まります。
  • 筋肉が緊張し続ける:身体を支えようと力が入り続け、拘縮が進みます。「リラックスできない姿勢」は害になります。
  • ずり落ちて摩擦が起きる:不安定な姿勢は時間とともに崩れ、皮膚に摩擦とズレが生じます。

目的は「隙間を埋めて、広い面で身体を支えること」です。これに尽きます。

基本の3原則

1. 隙間を埋める

背中とマットの間、膝の裏、腕の下、足首の下。浮いている部分を探して、そこにクッションを差し込みます。「支える」というより「隙間を埋める」意識です。

2. 支える面を広くする

クッションは点で支えるのではなく、面で受けるように入れます。細いものを一点に入れると、そこが新たな圧迫点になります。

3. 関節を自然な角度に保つ

関節を伸ばし切った状態、曲げ切った状態はどちらも緊張を生みます。軽く曲がった、力の抜ける角度が基本です。

姿勢別のポイント

仰向け(仰臥位)

  • 膝の下にクッションを入れ、軽く曲げる。膝を伸ばし切ると腰が反り、負担がかかります。
  • かかとを浮かせる。ふくらはぎの下にクッションを入れ、かかとがマットにつかないようにします。かかとは床ずれの好発部位でありながら見落とされがちです。
  • 腕の下にもクッションを入れ、肩が落ち込まないようにします。

横向き(側臥位)

  • 真横(90度)にしない。腰の横の出っ張り(大転子)に体重が集中します。背中にクッションを入れて30度程度の傾きにすると、広い面で支えられます。
  • 両膝の間にクッションを挟む。上の脚の重みが下の脚を圧迫するのを防ぎます。
  • 下側になった腕が身体の下敷きにならないよう、前に出します。

床ずれ予防の全体像は【寝たきりの床ずれ(褥瘡)予防】体位変換の正しい頻度とコツで解説しています。

うまくいかない時に見直すこと

  • ずり落ちる → 背上げの前に、お尻の位置を奥まで戻していますか。順番が逆だと必ずずり落ちます。
  • 苦しそう → 胸やお腹を圧迫していませんか。クッションの位置を少し下げてみてください。
  • すぐ崩れる → クッションが柔らかすぎる可能性があります。用具の見直しをケアマネジャーにご相談ください。
  • 身体に力が入っている → 姿勢が合っていないサインです。力が抜ける角度を探してください。

身体が固いと、良い姿勢が取れません

ここが根本的な問題です。関節が固まっていると、どうクッションを入れても隙間が埋まりません。股関節や膝が伸びない方を無理に仰向けにすれば、腰が浮いてしまいます。

医療保険が使える訪問マッサージでは、筋肉のこわばりを和らげ、関節の動く範囲を保つケアを行います。身体が柔らかくなるほど、ポジショニングも体位変換も楽になります。

用具の工夫と身体のケアは、どちらか一方では足りません。

よくあるご質問

Q. 専用のクッションが必要ですか?

家庭にあるバスタオルや座布団でも代用できます。ただし体圧分散マットレスや専用のポジショニングクッションは介護保険でレンタルできる場合があります。ケアマネジャーにご相談ください。

Q. どのくらいの頻度で見直せばいいですか?

体位変換のたびに整えます。また数時間後に一度確認し、崩れていないか見てください。

Q. 本人が嫌がります。

その姿勢が合っていない可能性があります。「良い姿勢」は人によって違います。訪問時に一緒に探すこともできます。

訪問マッサージオリーブの「無料体験・評価」をご利用ください

  • 国家資格を保持する専門スタッフが、関節の可動域を評価します。
  • 実際の寝具を拝見し、その方に合ったクッションの当て方をご提案できます。
  • 体験と評価は無料。医師の同意書取得もサポートいたします。

仙台市および周辺地域にお住まいの方を対象に訪問しております。

まとめ

  • ポジショニングの目的は「隙間を埋めて、広い面で支える」こと。
  • 仰向けは膝を軽く曲げ、かかとを浮かせる。
  • 横向きは真横にせず30度、膝の間にクッション。
  • ずり落ちるのは背上げの順番が原因のことが多くあります。
  • 身体が固いと良い姿勢は取れません。用具と身体のケアは両輪です。

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